屋外用デジタルサイネージとは? 

屋外用デジタルサイネージとは

 
屋外で使われる液晶ディスプレイを使ったデジタルサイネージは、安定動作のために次の機能があります。
屋外用デジタルサイネージのコストの理由

 
1、防雨性・防水性
2、粉塵・ホコリへの対策
3、日射による熱・ブラックアウト対策
4、結露対策
5、日中の輝度確保
 
これらの機能はどれが掛けても屋外用途として不十分です。例えば防雨性だけを求めるならアクリルパネルなどで覆えば済みますが、結露や熱対策を講じないと屋外では上手く機能しません。屋外用のデジタルサイネージは総じて割高ですが、これらの要求事項を満たす特殊な筐体であることが、割高な理由です。

1、防雨性・防水性
防雨性を標榜する商品は、雨のように上方向からの水滴に対して、有害な影響を受けません。さらに、防水性を標榜する商品は、ホースで横から水を掛けるような環境でもある程度耐性があります。

 
 
2、粉塵・ホコリへの対策
デジタルサイネージにおいては、防水性と防塵性がセットで扱われることが多いです。例えば、IP55を標榜する製品であれば、防水性と防塵性を備えています。
粉塵・ホコリ対策の防塵フィルターは消耗品扱いです。電気代と同じく年間のランニングコストに含まれます。
IP55の解説

 
 
3、日射による熱・ブラックアウト対策
雨と同じく、屋外で避けられないのが日射による熱です。液晶ディスプレイのパネル自体は熱に強くないため、日光に晒され温度が上がると、画面の一部から徐々に暗くなる「ブラックアウト」が発生します。ブラックアウト発生後も熱に晒した状態で放置すると、ディスプレイ焼けとなり、モニターパネルが変質して元に戻らなくなります。これを防ぐには、液晶画面の排熱のために、適切に空気を循環させる必要があります。
ブラックアウトの例

 
 
4、結露対策
内外の気温差により結露が発生します。これを防ぐために熱対策と同じく、ファンで空気を循環させます。一定以下の気温になるとヒーターが作動して、結露や低温による動作障害を防ぐ製品もあります。
内部のエアフロー

送風による熱対策だけでなく、ヒーターで適切な動作温度を維持しながら、結露を防止する製品もあります。


 
 
5、日中の視認性確保
日中の屋外は環境光が強いため、特に直射日光に晒される環境では、テレビ程度の画面の明るさ(輝度)では、殆ど仕事にならないのが実情です。しかし夕方以降の扱いが主であれば、高輝度でないデジタルサイネージでも問題なく使用できます。
2015年現在、高輝度ディスプレイは産業用途のため、一般的な輝度のディスプレイよりもかなり高額(2倍程度)です。しかし、日中屋外でデジタルサイネージに仕事をさせる場合、輝度は避けられない問題です。
屋外用の輝度については、高ければ高いほど視認性に優れます。2015年6月現在、市場にある高輝度液晶ディスプレイは2000~2500カンデラが上限の様子です。
また、高輝度ディスプレイはその分熱量も増えますので、排熱対策もレベルアップする必要があります。
2000カンデラ液晶

こちらは輝度2000カンデラのデジタルサイネージです。写真の足元に日光が差していますが、画面の映像がしっかり見えています。
 
500カンデラ液晶 擬似

画面の箇所を輝度調節して、擬似的に500カンデラの輝度を再現した画像です。同じ環境ではこのような見え方の差になります。しかし夕方以降であれば、この輝度でも十分に明るく、目立ちます。

 

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