屋外用デジタルサイネージをアクリルケースで自作する? 

屋外用デジタルサイネージをアクリルケースで自作する?

 
アクリルケース

自作までは容易。その後がポイント。


 
「テレビをアクリル製の箱に入れたら雨天でも使える屋外用になるのでは」
と、お客様から質問されたことがあります。
実際、外寸を測ってアクリルケースを業者に発注すれば、
テレビをすっぽりと覆う防水性は確保できます。
問題はその後で、屋外用のデジタルサイネージにはいくつかのハードルがあります。
これらを一つ一つを考えていくと大抵の場合、メーカー製の方がマシという結論になります。
 
<ハードル1>結露対策
アクリルケースは防水性があり、加工ができて、しかも丈夫ですが、
アクリル板の内側に付く結露を防止するには、
内部の空気を交換するための吸排気ファンが必要です。
 
<ハードル2>廃熱対策
液晶テレビをデジタルサイネージとして使う場合、
当然稼働させたまま放置しますから、熱がこもります。
夏場にアクリルボックスの中に電化製品を入れると、
熱暴走による故障の可能性があります。
 
<ハードル3>反射対策
アクリルボックスの中にテレビを入れた場合、
反射でテレビ画面が見えにくくなる場合があります。
周囲の環境に左右されるため、反射を事前に予想するのは困難です。
実際に設置した後で予想以上の見え辛さに苦労する可能性があります。
 
<ハードル4>細かな傷・汚れ対策
アクリルは丈夫ですが、傷つきやすい素材でもあります。
屋外で半年、1年と運用するうちに細かな傷や汚れが付いて、
画面が徐々に見えにくくなります。(拭き掃除の度に細かな傷が増えてしまいます)
一方、アイキャッチXは前面パネルが強化ガラス製なので、誇りや汚れの掃除が簡単です。
 
<ハードル5>故障・保証
液晶テレビのメーカー保証書に、一度目を通されることをお勧めします。
屋外でデジタルサイネージ用途(業務用途)に使って故障した場合、
保証対象外になる場合が多いです。
また、各素材をバラバラに購入してデジタルサイネージを構成する場合、
どこが故障したのかを調べて、別々のメーカーに修理を依頼する必要があります。
 
<おまけ アクリルケースの値段>
32型テレビの外形寸法例は、幅75cm×奥行22.8cm×高さ50.8cm(S社)です。
これを一回り上回る寸法として、
幅80cm×奥行25cm×高さ55cmのアクリルケースを試算しますと、概ね17,000円になります。
(参考  http://www.hazaiya.co.jp/estimate/case.php
 
 
屋外型デジタルサイネージで最も高額な部品は「筐体」です。
(高輝度タイプでは高輝度モニターが最も高い部品になります)
雨ざらしでも安定した動作を保証するために、
様々なテストや改良を経て、現在のデザインに落ち着いています。
だからこそ、メーカー保証や保険会社の保証が付くわけです。
屋外用デジタルサイネージの自作は、
これらメーカーの苦労を最初からやり直すようなものです。
 
屋外用途であれば、素直にメーカー製を購入することをお勧めします。
導入の目的はデジタルサイネージによる販促活動であり、開発ではないのですから。

 

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