広告とアートの融合 デジタルサイネージの可能性 

広告とアートの融合 デジタルサイネージの可能性

デジタルサイネージの普及につれ、アーティスティックな活動に映像を組み込めるようになりました。典型はプロジェクションマッピングですが、比較的低価格のデジタルサイネージでも様々な自己表現ができます。
 
デジタルサイネージを背負う

ネタを仕込んだ動画を背負って歩くだけで面白いです。覆面や被り物を付けるとスマートフォンで撮影されやすく、拡散も狙えます。


■デジタルサイネージを背負う


筆者が42インチのデジタルサイネージを背負って、渋谷~原宿を歩いた例です。この動画では弊社のCMを流していますが、背後に背負う映像で一笑を狙う方法もあります。特にYouTuber(ユーチューバー)にとっては、自分の活動をコンテンツ化しやすくなります。費用は屋内用ディスプレイ+100Vバッテリー+背負子で25万円程度です。
背負える限度のデジタルサイネージは「屋内用」ディスプレイ、つまり輝度が低いため日中の屋外での視認性は高くありません。屋外用のディスプレイは放熱の問題で小型化が難しい事情もあります。
尚、このような特殊な用途ではメーカー保証が使えません。故障や破損のリスクが常にありますがその心意気もアートと言えるかもしれません。
 
機器の詳細
http://www.digitalsignage-kure.jp/lika/lika-text/lika-text07.html
http://www.digitalsignage-kure.jp/lika/lika-spec/lika-lk42inwd.html#LINEUP
 

  


■プロジェクターを屋外に持ち出す


プロジェクションマッピングには及びませんが、夜間限定であればプロジェクターもインパクトがあり様々なメッセージを発信できます。上記動画は商業向けのテストですが、100インチクラスの投影でゲリラ的なアピールに使う方法もあります。学園祭等の比較的自由な場所で検討しては如何でしょうか。
 
機器の詳細
http://www.digitalsignage-kure.jp/lika/lika-spec/lika-lk42inwd.html#LINEUP
 


■どうやって動かす?

通常の映像作品であれば、デジタルサイネージ機器に内蔵のプレーヤーで扱えますが、VJのようなインタラクティブな映像を扱う場合、小型のパソコンを使うのが適切です。幸いHDMIの規格が普及したおかげで、ノートPCやタブレットから大型ディスプレイやプロジェクターへの接続が簡単になりました。無線による映像転送も様々な機器が登場しており、アート活動にPC&デジタルサイネージの組み合わせは今後トレンドになるかもしれません。
 


■Flashは今後どうなるのか

アニメーションの定番として長く使われていたFlash技術ですが、遂に終焉となります。WEBブラウザで最大シェアとなったGoogle Chromeが、2016年4四半期までにFlashのサポート終了を宣言したのです。
サポート終了を宣言したところで、結局GoogleがMP4動画と離れられなかったようにサポートが伸びる可能性はありますが、セキュリティの問題が頻発しているFlash形式は今後縮小・廃止に進むと思われます。
2016年現在HTML5のアニメーションはまだまだ発展途上のため、当面はMP4形式の動画が扱われることでしょう。

 


 ■インタラクティブコンテンツについて

人感センサーやカメラを組み合わせて、ディスプレイ前のユーザーと映像をリンクさせるインタラクティブコンテンツがあります。
Microsoftのゲーム機に採用されモーション入力の市販品として注目されたKinect(2010年~)は一過性のブームで終わった感がありますが、今後市販のモーション入力デバイスが登場すれば、デジタルサイネージとの組み合わせでアーティストにとって魅力的なツールになるでしょう。

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