デジタルサイネージのWEB連動とその予算について 

デジタルサイネージのWEB連動とその予算について

デジタルサイネージ用の動画コンテンツはWEBサイトやYouTube上と連動できます。当記事では、WEBとデジタルサイネージの連動のいくつかのパターンと、その予算について解説します。
 
 
モバイル

デジタルサイネージからスマートフォン・携帯を使ってWEBコンテンツと連動します。


■WEB連動の目的は何?

企画

大手のプロモーションであれば話題狙いにコストを掛けれます。中小企業では…?


 
WEB連動の仕掛けには事業上の意図があります。
・アプリのインストール
・SNSでの口コミ、シェア、ツイート
・ブックマークの登録
・懸賞等への応募
・サービスへの登録
・商品の販売  etc.
企画時に誘導後の着地点を設定しておきましょう。「商品名を知ってもらう」等という曖昧なものでなく、具体的な行動を促すのがポイントです。個人情報の登録等、敷居の高いゴールは相応の動機付けが必要です。
   

■動機(報酬)を用意する

白いお皿

「ノベルティ マグカップ」「ノベルティ 皿」等で検索してみましょう。


まずは、デジタルサイネージからユーザーがWEBサイトにアクセスする動機が必要です。比較的業種を選ばずに使えるのはWEBクーポンでしょう。飲食店であればドリンクサービス、リラクゼーションサロンであれば施術の延長チケット等、現物のサービスであれば比較的コストを抑えて報酬を用意できます。
デジタルサイネージからWEBへのアクセスするユーザーは見込み客として有望と言えます。得られるリストの価値を考えると、山崎製パンが1981年から「白いお皿」で顧客を維持するように、ある程度コストを掛けたノベルティを用意するのも方法です。
  

■QRコードによるWEB連動

QRコード

「QRコード 作成」で検索するとURLを画像するサービスがあります。


 
デジタルサイネージコンテンツに誘導用のQRコードを配置して、キャンペーン用の特設ページに誘導する方法です。QRコードからのアクセスはスマホ・携帯のいずれかとなりますので、QRコードを個別に用意するか、自動でアクセスを振り分ける設定しておくと親切です。
この手法はユーザーの端末にQRコードの読み取り機能(アプリ)が必要なため、やや敷居が高いですが、アクセス経路が確定するため効果測定しやすいメリットがあります。
QRコードにはメールアドレスも設定できるため、ユーザーが撮影した写真の送信窓口にすることで、様々なサービスと連携できます。例えば、デジタルサイネージに表示されたキャラクターと一緒に自撮り撮影して写真を送ると、写真がプリントされたオリジナルTシャツをプレゼント……そんなアイデアは如何でしょうか。
 
<予算は?>
実務として、特設のWEBページを制作後、デジタルサイネージにQRコードを追加します。キャンペーンページの作り込みにもよりますが、自社のホームページが既にあるなら、予算5万円以下で実施可能です。
  

■検索ワードによるWEBとの連動

商品名やサービス名によりWEBサイトへの誘導を促します。QRコードよりも敷居は低いものの、特設ページに誘導する場合は検索結果を逆算してコンテンツを制作する必要があります。
なお、単なる商品名や店舗名ではユーザーに検索させる動機付けは難しいかもしれません。プレゼント系のキャンペーンであれば、プレゼントを検索ワードに組み込む等、ユーザーの興味を引く工夫したいところです。特殊な検索ワードであればデジタルサイネージからの誘導を特定して効果測定できます。
 
<予算は?>
実務は特設ページの制作、検索エンジンへのページ登録、デジタルサイネージコンテンツの更新です。予算は5万円以下が予想されます。
  


■クイズの答え・合い言葉によるWEBとの連動

デジタルサイネージ上で何らかの問題を提示して、誘導先のWEBページで回答、その後ユーザーは報酬を得ます。実質単なる誘導ですが、演出を加えやすいのでコンテンツとしての体裁は整います。
 
<予算は?>
特設ページを制作しますが、クイズの答えを入力する機能と正解・不正解へのリアクションにコストが掛かります。演出方法にもよりますが、デジタルサイネージコンテンツの制作も含め20~30万円程度の費用が予想されます。
  


■ゲームによるWEBとの連動

マクドナルドによる屋外デジタルサイネージを使ったエアホッケー
 
アングリーバードのプロモーション
 
タッチ型のデジタルサイネージであれば、ルーレットや的当てなどの簡単なゲームからWEBへの誘導が図れます。この場合ゲームの動作をWEBサーバー経由にしておけば、ゲームプレイ=WEBとの連動となり、ユーザーの登録やクーポン券、商品の引き渡し等に誘導できます。
特徴としてゲームプレイ中はデジタルサイネージが専用端末化するため看板として機能しません。海外では大型ディスプレイによるゲームを使ったプロモーションが展開されています。
 
<予算は?>
高額です。通信帯域と容量が十分なサーバー、タッチパネル型デジタルサイネージ、オリジナルのゲーム開発もしくは利用権の取得が必要です。

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