http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-MEDI001
弊社は地元に限ってデジタルサイネージのレンタルをやっているのですが、トラブル対処用のサブ機として、三和サプライの動画プレーヤー「400-MEDI001」を購入しました。
■フルHD動画再生のビットレートは8000Kbpsまで
画質は安いなり、です。フルHDで10000Kbpsの動画は正常に再生できませんでした。ワンランク落として8000Kbpsにすると正常に再生しました。(購入した製品に初期不良があり、メーカーに症状を説明する際、不良品・交換品共に再生ビットレートを検証しています。)
問題は、8000Kbpsというビットレート(画質)が、動画編集ソフトのメジャーではないということです。日本で一番普及している動画編集ソフトの最新版VideoStudioX7(2014年)では、フルHDのMP4動画が初期設定では15000Kbps出力されます。
つまり、特に詳しくない人が普通のソフトで普通に動画を出力すると、普通に再生できないということです。VideoStuidoの場合は、出力用の設定を新しく作る必要があります。
ちなみに、8000Kbpsという画質は、デジタルサイネージ用途としては概ねOKです。モニターと視聴者との距離が離れていますから、細かな画質はあまり気になりません。
■当方は概ね満足、だって安いから……
2014年12月現在で5,980円です。安いなりの性能を把握した上でなら、アリな製品と言えます。この程度の価格で高ビットレートに対応していないけしからん!と怒るのは、少々求めすぎの感があります。(そもそも、ウチはサブ機として購入していますので……)
■壊れてもOKな機器でデジタルサイネージを構成する
格安プレーヤーのメリットは、壊れても「おかわり」しやすいことです。高級機が故障すれば修理だの保証だので手間が掛かりますが、6,000円程度なら時間や手間を優先できます。
デジタルサイネージは動きっぱなしの機器ですから、モニターもコントローラーも負荷がかかり、一定期間後の故障は約束されているようなものです。
デジタルサイネージの故障沈黙が、具体的な損失になるシビアな現場ならともかく、テレビを併用して出したり引っ込めたりが自由な現場であれば、あえて低予算で構成でデジタルサイネージを組むのも一つの方法ですね。

→デジタルサイネージ導入と動画制作のご相談
→30秒で御社に最適なデジタルサイネージを調べる方法