デジタルサイネージ運用のポイント 

デジタルサイネージ導入後の運用ポイント

 
適切に運用できないと意味が無い

 
スタンドアロン型のデジタルサイネージ(液晶看板)は
生かすも殺すも現場のスタッフ次第です。
現場のスタッフが、
 ・シフトの変更や突発的な事情に関わらず
 ・毎日デジタルサイネージを適切に操作して
 ・不調や故障があれば責任者に速やかに連絡する
保証はありません。
 
以下、現場でのデジタルサイネージ運用について、
いくつかのポイント解説します。
共通しているのは、責任者とスタッフでは認識に温度差があることです。
 
 
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■現場に導入の意図を説明する
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デジタルサイネージは売上アップに向けた「新しい施策」ですが、
この役割や意義は、現場に説明しておいた方がよいでしょう。
お店の売上云々よりも、
仕事の手間が増えることを嫌がるスタッフは居ます。
 ・店舗にとって必要な、新しいオペレーションであること。
 ・機材は高額であり、月々リース料金が掛かっていること。
 ・現場できちんと運用しなければ、スタッフに責任を問うこと。
これらの説明無しで現場に投げていると、
いつの間にか変な場所に設置されたり、
電源を入れずにお店を営業したり、
間違った動画を延々と流したり、
壊れても放置されたままになる可能性があります。
 
 
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■使いやすい機種を選ぶ
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デジタルサイネージは、簡単に扱える機種が望ましいです。
シフト制の現場であれば、
新人の二人組でも、ベテランと店長の組み合わせでも、
同じくデジタルサイネージを操作します。
 ・いつもの担当が居ないから使えません
 ・習ってないから使えません
では困りますし、そうならない準備が大事です。
また、曜日ごとに動画を変更する等の運用では、
面倒でもマニュアルを作っておくと役立ちます。
 
 
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■責任者が運用状況をチェックする
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ありがちなのが、故障の放置です。
デジタルサイネージは稼働しなければ只の黒い板です。
これを放置すると通行者に良くない印象を与えますから、
掲示物を貼ったり、倉庫に納めたりと、
現場でも何かしらのフォローが望ましいです。
また、いつの間にか設置場所が変わっている場合もあります。
この理由がマーケティング上の都合であれば良いですが、
単なるスタッフの都合である場合も多いです。
 
 
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■現場はうんざりして動画を変えたがる
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デジタルサイネージでは同じ動画が延々とループされますから、
現場はうんざりするのが当たり前です。
うんざりしますから、動画コンテンツを変えたがります。
しかし、お客様の都合とは一切関係がありません。
今、お店の前で動画を見ているお客様は、
初めてお店に来たのかもしれませんし、
数ヶ月ぶりの来店かもしれません。
既に完成度の高いコンテンツを流しているのであれば、
それをいたずらに変える必要はありません。
変化を付ける場合は、客観的な情報を根拠にしましょう。
 
 
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■忘れた頃のトラブルに備える
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機材は忘れた頃に壊れるものです。
しかし、導入時のスタッフは数年後入れ替わっているかもしれません。
本体マニュアルや保証書の紛失も、現場では珍しくありません。
忘れた頃のトラブルに備えて、
本体の背面や内部に故障時の連絡先を張り付けておくと安心です。
 
 

 
 
デジタルサイネージは購入にしろ、リースにしろ、
一旦導入すれば数年間のつきあいになります。
機材を導入して終わるのではなく、
安定して稼働するように取りはからうのがポイントです。

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