屋外イベントとデジタルサイネージ 

屋外イベントとデジタルサイネージ

屋外イベントにおけるデジタルサイネージについて解説します。展示会等の屋内では比較的安価にデジタルサイネージが用意できますが、屋外は環境が厳しいため屋外用のデジタルサイネージを準備する必要があります。
コンサートとデジタルサイネージ

■日中と夜間の違い

 
夕方以降は高輝度タイプでなくても視認性があります。テレビ並の輝度のデジタルサイネージは屋外用でも一日数千円でレンタルできるため、日中のイベントよりコストは軽くなります。夜間の場合、プロジェクターを屋外用デジタルサイネージに使う方法もあります。
日中のイベントでは、高輝度タイプの液晶型デジタルサイネージか、LEDビジョンを使うのが望ましいです。テレビ並の輝度では見えにくく、イベントでの役割を果たせるか疑問が残ります。高輝度で50型クラスの屋外用デジタルサイネージになると、1日のレンタル料金は数万円台です。
尚、レンタル料金に通常配送料は含まれません。デジタルサイネージは割れモノ・精密機械の重量物ですから、レンタル料金より配送料金の方が割高なケースも多いです。
 
レンタルサイネージ

レンタル対応デジタルサイネージの例
 
スペースプレーヤーテスト

プロジェクター型デジタルサイネージの投射例
 

■コンテンツの種類

 
デジタルサイネージで扱うコンテンツ様々です。
・静止画のスライドショー再生
・動画再生
・WEBコンテンツの表示
・ライブ中継
・リアルタイムで複合的にコンテンツを切り替え
 
静止画と動画の扱いはデジタルサイネージの標準機能で対応できます。主催者側はコンテンツデータを用意するだけなので、比較的低コストです。
WEBコンテンツを表示する場合、サイネージ側AndroidやWindows端末を内蔵してインターネットに接続、デジタルサイネージ用にデザインしたWEBページを表示できるほか、デジタルサイネージ専用のアプリケーションを介して、画面分割等の高度な表示も可能です。
イベント会場におけるデジタルサイネージを使った中継はレスポンスが求められるため、インターネットを介さず無線で構築します。中継には低遅延の無線伝送装置が使われます。これらは放送関連機器を扱う業者からレンタルできますが、カメラマンの配置やオペレーションも必要ですから、トータルのコストは安くありません。
コンサート等でコンテンツをリアルタイムで切り替える場合、高度なオペレーションが必要ですから、イベント会社にデジタルサイネージの調達を含めて相談すると良いでしょう。
尚、ある程度のタイムラグが許容できる場合は、ユーストリーム等のWEB系サービスでコンテンツを中継できます。こちらは各デジタルサイネージがネットワークに接続できれば実施できるため、比較的安価に構築できます。
 


■高輝度・大型のLEDビジョン

 
LEDビジョンはビルの屋上や壁面への設置でお馴染みの、発光ダイオードを使った超高輝度なデジタルサイネージです。液晶型のデジタルサイネージは最高クラスの輝度でも2500カンデラですが、LEDビジョンは5000~6000カンデラと、日中屋外でも十分な視認性があります。LEDビジョンの欠点は画素のサイズが大きいため、画質が粗く見えることです。例えば1画素のサイズ(ピクセルピッチ)が6mmの場合は、最低でも6mは離れないと映像を認識しにくくなります。
LEDビジョンは設置工事を含め専門業者に依頼します。「イベント LEDビジョン レンタル」等で検索するとサービスが探せます。
LEDビジョンは車両(トラック)に搭載したタイプもあり、専門業者が取り扱っています。ビジョンカー、ビジョントラック等の名称でサービスが提供されています。
 
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