液晶看板に最適化された動画とは? 

液晶看板に最適化された動画とは?

 
通行者

通行者は忙しい。お忘れなく。


 
液晶看板(デジタルサイネージ)に使う動画は、
TVCMでお馴染みの「格好良くて・センスを感じる動画」が
最適とは限りません。
むしろ「こてこて・ギトギト」の動画の方が、
良い結果になる場合もあります。
 
国道脇の飲食店が美しい音楽とナレーションの動画を設置しても、
車の走行音にかき消されるようでは台なしです。
しかし、現場では往々にして起こることです。
 
繊細さや上品さを表現するには、動画に限らず、
細い書体を控え目なサイズで使う方法がよく使われます。
ネットやTVCMであれば問題ありません。画面が近いから。
しかし、看板は何メートル先にリーチするかを考えます。
看板用途では、お上品な動画は基本的にリスキーなのです。
 
<看板との距離と文字サイズの公式>

 
 
映画のプロローグのように美しく、
期待感を煽る導入の動画はどうでしょうか?
残念ですが、往来の通行者は概して忙しい。
目を向けた1~2秒の画面で具体的に意味を拾えないなら、
その動画は単なる環境ムービーになってしまいます。
 
制作者がセンスを発揮して美しい動画を作り、
あなたがその「美しさについ感心」して採用するのは、
液晶看板のコンテンツとして、警戒すべき傾向です。
動画の制作者は「動画を作る」プロであり、
広告企画のプロとは限らないことにご注意ください。
 
さて、
液晶看板に最適化された動画を弊社が回答するなら、
『通販番組に看板(POP)の視認性を加えたもの』となります。
 
営業用動画に関する目を養うには、通販番組を見るのが近道です。
また、量販店のアイデア商品コーナーや、
ホームセンターの小型モニターで再生されている動画も、
商品販売に目標を定めた、質の良い動画のお手本です。
動画を検討される事業者様は、これら「こてこて」の
プロモーション動画の感覚を得ることをおすすめします。
 
まず、動画のどのカットを切り取っても、
必要な情報が表示されている必要があります。
飲食店であれば、店名や営業時間、
看板とお店の入り口が離れているならお店の場所(当ビル6Fなど)、
お店が何を売っているかを一目で示す情報として、
商品写真やイメージ写真を表示するのもメッセージです。
 
動画が始まって2秒後には、本題に入っているのが液晶看板の動画です。
繰り返し延々と再生しますからね。
例えば「勿体ぶったイメージの前振り」がある動画を
液晶看板のサンプルに載せている事業者にはご注意ください。
媒体とコンテンツの相性を考えずに仕事している可能性があります。
 
映画がコンテ画から出来ているように、
液晶看板の動画コンテンツも、静止画の集まりです。
それら静止画の1枚1枚に、営業のメッセージが託されているかどうか、
続けて見たときに、営業トークになっているかどうか。
 
はっきり言って、芸術家気質の動画屋よりも、
パワーポイントで気の利いたスライドを作る営業マンの方が、
こと液晶看板の動画に関しては、良い仕事をする。
と申し上げておきます。

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