疑問 デジタルサイネージにはどんな種類がありますか? 

疑問 デジタルサイネージにはどんな種類がありますか?

デジタルサイネージはコントローラー(プレイヤー)とディスプレイの2つの要素があります。コントローラーはスタンドアロン型とネットワーク型に分かれます。ネットワーク型は基本的にスタンドアロン型の機能を内包しており、価格・運用コスト共に一回り上です。
 
デジタルサイネージの種類図解

 
<用語>

コンテンツ:動画・ 画像・音声・文章・プログラム等、デジタルサイネージで再生する情報のこと。
 
■スタンドアロン型
本体に挿入したUSBメモリやSDカードからデータを読み込んでコンテンツを再生します。
スタンドアロン型デジタルサイネージ
→スタンドアロン型の取扱製品はこちら

 
【メリット】
機器として独立しているので、電源があれば稼働します。ネットワーク維持に関するランニングコストが無いので、小さな事業と相性が良いです。また、デジタルサイネージプレーヤーの種類によっては、タイマー再生、スケジュール再生に対応している機種もあり、高度な番組編成も可能です。
 
【デメリット】
USBメモリの差し替え等でコンテンツ更新に時間がかかります。例えば、100店舗以上でデジタルサイネージを展開するような場合は、スタンドアロン型よりも、ネットワーク型の方が更新コストが安い場合があります。また即時性が無いため、緊急のお知らせやイベントの告知には向いていません。
 
【このような事業に向いています】
・個人商店
・小規模なチェーン店
・コンテンツの即時性が求められない事業
 
【アドバイス】
自社のCM動画がメインコンテンツであり、また、週1~月1回程度の更新頻度であれば、スタンドアロン型で問題なく運用できます。タイムサービス等、特定の時間にコンテンツを再生したい場合は、スケジュール再生可能なスタンドアロン型で対応可能です。小規模事業において、最初のデジタルサイネージ導入はスタンドアロン型が無難です。スタンドアロン型は電気代以外のランニングコストが掛かりません。
コンテンツはお金の掛け方により様々ですが、PowerPoint等で作ったチラシやPOPの表示であれば、店舗単位で賄えます。

■ネットワーク型
インターネットやイントラネット経由でデータを読み込んで、コンテンツを再生します。
ネットワーク型デジタルサイネージの概要


【メリット】
管理者がコンテンツを更新するので、現場スタッフはデジタルサイネージ運用の負担が無く、システムを構築すれば数百台~のデジタルサイネージを一括で更新できます。即時性があり、イベントの告知やニュースの配信に適しています。また、多くの機種はスタンドアロン運用にも対応します。

【デメリット】
機材の導入、ネットワークの維持等、スタンドアロン型に比べてコストが掛かります。小規模の事業では投資に見合う効果を得にくい場合があります。但し、席数や待ち時間の表示等、即時性が強く求められる場合は、事業規模に関わらずネットワーク側の導入が適しています。

【このような事業に向いています】
・大規模チェーン店
・コンテンツの即時性が求められる事業
・積極的に情報を更新したい場合

【アドバイス】
設置場所に既にWiFi環境があり、デジタルサイネージ専用のクラウドサービスを利用しない場合(WEBブラウザでホームページを表示するような運用など)は、最低限のコストでネットワーク型を運用できます。但し、機材によっては予めクラウドサービスとセットになっている場合もありますので、月々のコストが掛かる場合が多いです。
ネットワーク型は、スタンドアロン型に比べて、コンテンツの更新頻度が比較にならないほど頻繁な場合に導入します。例えば、毎分、毎時間、一日数回の頻度で更新する必要がある場合です。
また、即時性のある情報を出すことで、売上が見込める場合も、ネットワーク型は魅力的です。例えば、大規模な商業施設に設置している数十台のデジタルサイネージで、一斉にイベント告知するような場合です。

以下はディスプレイの大きさ、表示方法による区分です。


■電子POP(小型)
概ね手のひらサイズで、陳列棚等の什器にセットして使うデジタルサイネージです。ホームセンターやカーショップでお馴染みです。
電子POPのイメージ


【メリット】
設置スペースを取らないので、商品と対応するコンテンツを同時展開できます。顧客は商品の説明を音声や映像で見ながら、商品を手にとって確認できますので、店舗における自動販売機として機能します。消費電力が小さいので、ランニングコストは殆ど無視できるレベルです。

【デメリット】
近距離用の設備なので、集客機能は基本的に乏しいです。しかし、アーケード街の薬局店等、通りに商品を露出させる業態では、往来に向けて一定のアピールが可能です。

【このような事業に向いています】
・スーパー
・雑貨屋
・ホームセンター
・カーショップ
・薬局
・専門小売店

【アドバイス】
小売店では、店員が販売商品のプロフェッショナルとは限りません。電子POPのメリットは、プロによる詳しい商品説明を映像化して、見込み客に提示できることです。電子POPとコンテンツの数だけ、販売員が増えるようなものです。
店内においては非常に有用なものの、そのサイズから集客機能に乏しいものがあります。既に十分な来客があり顧客単価の引き上げ、アップセルを狙う場合に使うデジタルサイネージと言えます。
■スタンド型デジタルサイネージ(中型~大型)
立て看板の様に自立してコンテンツを再生するデジタルサイネージです。可搬性のあるものは32インチ~55インチが主流で、それ以上大きなモニターは固定タイプが多いです。
スタンド型デジタルサイネージ
→スタンド型の取扱製品はこちら

 
【メリット】
遠方にリーチしやすいため、商品説明・集客・誘導といった仕事を一通りこなします。ディスプレイのサイズによっては複数の通行者に同時にアプローチできます。
 
【デメリット】
一定の設置スペースが必要です。また、ディスプレイのサイズや運用時間によっては、月々の電気代が目立つかもしれません。
 
【このような事業に向いています】
・設置スペースのある店舗全般
 
【アドバイス】
スタンド型デジタルサイネージの主な仕事は、集客・誘導・販売です。集客用途で使う場合は主に屋外用のデジタルサイネージが使われます。屋外用は専用筐体のため導入価格は割高です。屋外用途ではさらに通常輝度と高輝度タイプに分かれます。高輝度タイプは日中屋外でも一定の視認性を確保していますが、さらに高価です。
屋外用で可搬性のある(キャスター付きの)デジタルサイネージは縦画面が殆どです。縦画面の場合、テレビCMのような横型のコンテンツは再編集する必要があります。
再生の方式は、繰り返し再生、スケジュール再生が主ですが、タッチパネルや人感センサーにより通行者に反応する機種もあります。

■LEDビジョン(大型)
大型LEDビジョン

建物の壁面に取り付ける、屋外用・高輝度・大型のデジタルサイネージです。ユニットを組み合わせて大画面にします。

【メリット】
輝度・存在感ともに抜群のため、人口の多い場所では抜群の広告効果があります。有名な例では渋谷交差点のデジタルサイネージ群があります。

【デメリット】
高額です。電気代も掛かるため、パチンコ等アミューズメント系の業種以外では、自社広告を含めた広告業として運用するケースが多いです。

【このような事業に向いています】
・広告業
・大型商業施設
・アミューズメント施設

【アドバイス】
導入するパネルの枚数にもよりますが、比較的小型であっても、施工込みで1千万円近い投資になります。一般的な商店では殆ど縁がありませんが、広告業として顧客数にメドが付く場合は、比較的短期間で償却可能です。
■プロジェクター型(投影型)デジタルサイネージ
高輝度のプロジェクターを使って、壁面や床等にコンテンツを移す方式のデジタルサイネージです。大規模なものはプロジェクションマッピングとしてイベントに使われます。
プロジェクター型デジタルサイネージ


【メリット】
通常のディスプレイではアプローチしにくい場所で、殆ど施工を伴わずコンテンツを展開できます。また広い面積を使ったPRに向いています。

【デメリット】
明るい場所では目立ちません。またプロジェクター用ランプはディスプレイに比べて短寿命です。

【このような事業に向いています】
・飲食店
・商業施設全般

【アドバイス】
テレビCMのような明確なマーケティングメッセージよりは、環境ビデオ的な発信に向いています。コストを抑えて導入する場合は、比較的安価な一般家庭用のプロジェクターを使う方法もあります(耐久性は業務用に劣りますが)。
機種によっては動作音が気になるため、静かな店舗ではデジタルサイネージ専用のプロジェクターを検討した方が無難でしょう。家庭・ビジネス向けではランプを光源としたタイプが主流ですが、商業用途ではレーザーを光源としたタイプもあります。

 

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